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中学校理科における生産者・消費者・分解者概念の構築に関する研究─大学生に対する実態調査をもとに─ ; チュウガッコウ リカ ニ オケル セイサンシャ ・ ショウヒシャ ・ ブンカイシャ ガイネン ノ コウチク ニ カンスル ケンキュウ - ダイガクセイ ニ タイスル ジッタイ チョウサ オ モトニ - ; A study on the construction of the concept of producer, consumer and decomposer in lower secondary school science; Based on an investigation of university students
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- معلومة اضافية
- بيانات النشر:
福岡教育大学
- الموضوع:
2020
- Collection:
DSpace at University of Teacher Education Fukuoka / 福岡教育大学図書館
- نبذة مختصرة :
理科授業を通して,自然界における生命どうしの関わり合いについて,生徒に深く捉えさせるためには,生産者・消費者・分解者という枠組みから生態系を捉える視点を育成する必要がある。しかし,とりわけ分解者については,肉眼で観察できないような微小な生物が多くを占めていることから,生徒にとってはイメージしづらいと考えられる。また,平成 24 年度以降の教科書において,分解者に関する定義が変更されたにもかかわらず,教師は改訂以前の定義のまま授業を行い,生徒に誤った概念を保持させてしまっていることが懸念される。ところで,学習者の誤った概念を修正するために,麻柄らは,ル・バー修正ストラテジーを提案している。本研究では,麻柄らの提案した,誤った概念を修正するル・バー修正ストラテジーのうち,生産者・消費者・分解者概念においては,どの方略が有効であるかを検討するために,生産者・消費者・分解者概念に関する学習者の認識について実態調査を行った。調査の対象者は,平成 24 年度以降の教科書によって生産者・消費者・分解者の定義を学習した大学生である。調査結果から,学習者の一部は,菌類・細菌類のみが分解者であると捉えていることや,水中の分解者の存在について理解できていないこと,分解者か否かを生物体の大きさで判断していることなどが明らかとなった。さらに,学習者にとって,枯草菌のような細菌類は典型事例,ナマコのような水中に生息し,肉眼で観察できる大きさの生物は境界事例として機能することが示唆された。そこで,実際の理科授業では,従来の教科書にあるような,土壌中の小動物や菌類・細菌類といった例を用いるだけではなく,水中の分解者や体長の大きな生物体を取り上げることが,学習者の誤った概念の修正のために有効であると考えられる。 ; departmental bulletin paper
- File Description:
application/pdf
- Relation:
福岡教育大学紀要. 第四分冊, 教職科編; 69; 189; 200; Bulletin of University of Teacher Education Fukuoka. Part IV, Education and psychology; https://fukuoka-edu.repo.nii.ac.jp/record/1437/files/4-18-甲斐 初美.pdf
- الدخول الالكتروني :
https://fukuoka-edu.repo.nii.ac.jp/record/1437/files/4-18-甲斐 初美.pdf
- Rights:
open access
- الرقم المعرف:
edsbas.D0B2890
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