نبذة مختصرة : ASAI~II度の婦人科内視鏡手術患者各5例を対象に,腹壁吊り上げ法(L群)と気腹法(G群)とで呼吸機能への影響を麻酔導入後,手術開始時,気腹または吊り上げ10,30,60分後および解除時,手術終了時に測定し比較検討した.G群気腹10分後から気腹解除時までの終末呼気二酸化炭素分圧とPaCO2はそれぞれL群吊り上げ10分後から吊り上げ解除時までに対し有意な高値をとった.同様に最高気道内圧は気腹10~60分後で,1秒率は気腹30分後と60分後でG群が有意に高かった.またコンプライアンスは気腹10~60分後で,pHは気腹10分後から解除時までL群に比べG群が有意な低値を示した.以上より,L群ではG群より呼吸機能への影響が小さいといえる.
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