نبذة مختصرة : 目的:フォーマティブ・リサーチに基づいた体重管理プログラムを職域において実施し,プログラムのプロセス評価およびプログラム実施後の対象者の行動,BMIの変化を検討する。方法:都内にある運送業者の一営業所(社員317名)で実施した。プログラムの計画のため,環境調査と社員18名を対象にインタビュー調査を実施した(研究1)。フォーマティブ・リサーチの結果からプログラムを計画し,約6カ月間プログラムを実施した。BMI,体重管理における誘惑場面におけるセルフエフィカシーおよび対策行動,体重管理に関する知識などの変化をプログラム実施前後で比較した(研究2)。結果:フォーマティブ・リサーチの結果,勤務時間内に社員がプログラムに参加する時間を確保することが難しいことがわかり,食生活調査の個人結果返却と社内の休憩室の掲示板を用いたプログラムを実施した。その結果,対象者の36.3%(115名)が事前事後調査に回答し,21.5%(68名)が個人結果を受け取りかつポスターを利用したと回答した。後者では,体重管理の知識も増え(p=0.021),体重管理の誘惑場面における対策行動を実行する者が増える傾向にあった(p=0.064)。また,一日の菓子・嗜好飲料の回数も減っていた(p=0.001)。考察:本研究の解析対象者は,事前事後調査に回答した者であり,かつ本研究ではコントロール群を設定していないため,プログラムの効果は評価できない。本稿は,対象者のニーズをもとにプログラムを開発した点において先進性があり,職域での体重管理プログラムの事例として紹介するものである。(オンラインのみ掲載)
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